- ご利用時期
- 2023年4月〜
- ご利用商品・内容
-
- デジらく採点2クラウド
城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校は、川越の豊かな自然に囲まれた中高一貫の男子校です。進学コース、特進コース、特別選抜コースの3つのコースを備え、充実した進学指導が行われています。高校3年次には、その中からさらに14のコース分けがされ、進学に向けた演習授業が活発になります。その中で、『デジらく採点2クラウド』を、効果的に活用していただいています。
松岡先生:『デジらく採点2クラウド』のよさは、テストの採点結果を確認し、生徒へのフィードバックに活用できるところです。
特に多くの教員がよく使っているのが「成績一覧表」です。設定した分野ごとの得点や得点率が、生徒の名簿一覧で一気に見られるのは大変便利です。生徒ごとに、得意としている分野と苦手な分野が一目でわかるため、テスト後の指導がしやすくなります。
また、分野設定をすることで、生徒に理解してほしいところが伝わりやすいという面もあります。
松岡先生:本校では生徒指導に熱心な教員が多く、担任が日ごろの生徒の学習に非常に興味を持ってくれています。『デジらく採点2クラウド』の分析資料は、教科担当の教員と担任との連携にも役立っています。
たとえば、テストで全体として高得点ではなかった場合も、分野別の採点結果を見ると単語や文法など基礎的な学習の積み重ねはできているということがあります。担任に分析資料を見せ、「ここの部分は日ごろの学習をきちんとしているからしっかり得点が取れている」と説明すると、生徒の日ごろの努力が担任にも伝わります。教科担当からその努力をほめられ、同時に担任からも同じように声をかけてもらえるのは、生徒にとってよい刺激になるはずです。いろいろな方向から、客観的なデータをもとに指導の参考にできるというのは大変な強みだと思います。
田口先生:本校でデジタル採点を導入したのは、2022年度の11月ごろでした。最初にインストール版タイプの『デジらく採点2普通紙対応版』を導入しましたが、校内の特定のパソコンでしか動かせないことが弊害になり、デジタル採点のメリットが本校の教員に伝わりにくいと感じました。それからすぐに営業担当の方に『デジらく採点2クラウド』を紹介してもらい、校内で利用の多いMacでも使えることからすぐそちらへ移行しました。
『デジらく採点2クラウド』は画面に出てくる表示に従って操作をするとすぐに使うことができ、これはよいと感じました。そこで、まずは社会科と英語科にお願いして、どんどん活用してもらうことにしたのです。
梅川先生:まずは、成績に直接関わらない小テストから『デジらく採点2クラウド』を試してみました。採点のスピードの速さや分析のしやすさがすぐにわかり、成績に関わる小テスト、通常の定期試験という順でどんどん導入していきました。
『デジらく採点2クラウド』を使うのはまだちょっと自信がないという教員には、私が答案用紙の設定を行い、「これで採点をしてみてください」と渡してみました。実際に使ってみるとその使い勝手のよさにすぐ気づき「今度は、自分で設定してみるよ」と言ってくれることが増えて、使う人がどんどん広がっていきました。そのため、社会科では現在ほとんどの教員が『デジらく採点2クラウド』を使って採点作業を行っています。
松岡先生:『デジらく採点2クラウド』の導入前は、生徒一人につき1週間に20問の小テストを出題していましたが、採点するには分量が多く非常に苦労していました。しかし、『デジらく採点2クラウド』のおかげで採点スピードが格段に速くなり、1週間に40問の小テストを出題できるようになりました。
また、採点前に分野設定を登録するとそれが集計されるので、そこから生徒たちの習得状況が見えてきます。たとえば、点数が伸び悩んでいる生徒に対して「キーセンテンスをしっかりやるといいよ」など、より具体的なアドバイスができるのです。分野を分けて出題することによって、日々の学習の成果が見えやすくなり、指導もしやすくなりました。
梅川先生:社会科では、定期試験での使い勝手のよさを感じています。社会科の場合、丸つけをしていく中で採点基準が決まっていくという面があります。たとえば、採点中に「この答え方なら丸をつけてもいいな」「記述のここまでは何点あげてもいいな」と、感じることがあります。その場合、紙の採点ではすべての生徒の答案用紙をめくって見直さなければならないのですが、『デジらく採点2クラウド』なら同じ問題を一気に見比べることができ、めくって見直すという時間が省けます。採点の仕方が柔軟にできるようになったのは、とてもありがたいです。
また、小テストで出した問題を定期試験で出す際に、それぞれのデータがPDFで残っているのも便利です。小テストでできなかった問題が定期試験でできていれば、ほめる材料になりますし、反対に定期テストでもできていなかった場合は助言するところが明確になります。データの蓄積により、適切な助言や指導がしやすくなったことを感じています。
梅川先生:先日校内実力試験を行った際、翌日の1時間目に記述式の大問2問とマークシート1問の採点を終え、2時間目には試験を返却することができたのです。生徒の記憶が新しいうちにテストを返却することで、学習の振り返りがしやすくなります。また、正答率も一緒に出せるので、正解していなかったときには「もっとがんばらないと」という生徒の気持ちを高める効果もあるでしょう。相乗効果で、生徒の学力アップにつながるのが『デジらく採点2クラウド』のよさだと思います。
田口先生:2024年4月に『デジらく採点2クラウド』に、新しく『フレームレス機能』が追加されたので、こちらを活用していきたいと考えています。
『フレームレス機能』では、教員自身で作成した答案が利用できるので、こだわりを持って独自の答案を作っている教員にも『デジらく採点2クラウド』を使ってもらえるようになるでしょう。多忙な教員の負担を軽減するためにも、『デジらく採点2クラウド』をより多くの教員に使ってもらいたいと思っています。
全インタビュー記事はこちら:
デジらく採点2普通紙対応版_導入事例_城西川越中学校・城西大学付属川越高等学校様(2.81MB)