- ご利用時期
- 2023年4月〜
- ご利用商品・内容
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- デジらく採点2クラウド
大阪産業大学附属高等学校は、大阪鉄道学校から始まった学校法人大阪産業大学の附属高校です。普通科特進コースI、普通科特進コースII、普通科進学コース、普通科スポーツコース、国際科グローバルコースの5コースを備え、生徒の目標に合わせたさまざまな進路が選べる魅力的な学校です。
近年ICT 教育に力を入れるとともに校務のDX 化にも注力しており、2023年度4月より、もともと使われていたインストールタイプの『デジらく採点2普通紙対応版』から移行して、『デジらく採点2クラウド』を導入いただきました。
『デジらく採点2クラウド』になってからGoogle Classroomで答案返却がしやすくなったのがよいところです。
『デジらく採点2クラウド』では一度登録した名簿はクラウド上で全教員と共有できるため、名簿にアクセスすれば簡単にデータを利用できます。生徒のGoogle アカウントも含めて名簿を作成しているので、名簿からアカウントを選ぶだけでどの教員もGoogle Classroomで答案を返却することができるのです。
Google Classroomで答案返却ができると、採点から返却までが非常にスピーディーになります。たとえば、小テストをしたときなどには休み時間中に採点を済ませてGoogle Classroom で返却し、次の授業時間で間違いが多かったところを解説する、という使い方ができるのです。採点と返却の時間が短縮できると、必要な箇所を重点的に解説して、すぐ次の単元へ進むことができます。無駄なく授業が進むことは、より多くを学べるという意味で、生徒にとっても大変有意義なことだと思います。
本校では、トライアル版を経て2023年4 月から『デジらく採点2クラウド』を導入しました。もともと『デジらく採点2普通紙対応版』を使っている教員が多かったため、移行への大きな混乱はありませんでした。テンプレートも同じですし、作業手順もほとんど変わらないのがよかったです。
在籍している教員140人ほどのうち、9 割方の教員が『デジらく採点2クラウド』を使っています。その中にはパソコンが苦手という教員もいますが、『デジらく採点2クラウド』では画面の左側に操作の流れが表示されるため、それを見ながら操作できるのは、パソコンが苦手な教員にとってはありがたいことなのではないかと思います。
5月の定期考査までには、ほとんどの教員が『デジらく採点2クラウド』をスムーズに使いこなすことができるようになっていました。
導入時に印象的だったのは、Macを使っている教員から非常に喜ばれたことです。『デジらく採点2普通紙対応版』はWindows 対応だったため、Macでは使うことができなかったからです。
本校では、指定のパソコンを導入しているのではなく、教員それぞれが使いやすいパソコンを選択できるため、Mac、Windows 、デスクトップパソコン、ノートパソコンなど、教員によって利用しているOS やマシンのタイプがさまざまです。WindowsでもMacでも『デジらく採点2クラウド』を使えるようになり、より多くの教員がストレスなく採点ができるようになったのは、本当によかったです。
同様に、どの端末からでもデータにアクセスできるようになったのも、『デジらく採点2クラウド』の大きなメリットだと感じています。以前はソフトを入れたパソコンでしか操作することができませんでしたが、今はどこからでもアクセスできます。
デスクトップの大きな画面で確認することもできますし、また自席でも校内の別の作業スペースでもノートパソコンで気軽に開くこともでき、使い勝手は格段によくなりました。
大阪産業大学附属高等学校は、生徒数2000人に近い大規模校です。そのため、採点には多くの時間がかかり、同じテストを複数人で採点する「分散採点」をしたいという要望が常にありました。
『デジらく採点2普通紙対応版』のソフトを導入してから、採点にかかる時間や採点ミスが減り大変助かったのですが、一方で、分散採点の課題がなかなか解決できなかったのも事実です。
本校ではUSB メモリの利用が禁止されていますが、本校の運用に合わせて分散採点をする場合、『デジらく採点2普通紙対応版』ではUSB メモリを使わない限り分散採点ができないため、USBメモリを使用しない『デジらく採点2クラウド』の登場を心待ちにしていました。
そのような経緯もあり、『デジらく採点2クラウド』がリリースされるという話もかなり早期に教えていただき、2023年の年明けすぐからトライアル版を使うことになったのです。
『デジらく採点2普通紙対応版』から『デジらく採点2クラウド』になって、作業効率はさらによくなったと感じています。今後の大きな目標は、やはり入試での分散採点というところでしょう。入試には、受験者のさまざまな情報が必須であると同時に、それらをしっかりと保護する必要もあります。
そのあたりの機能の実装に期待しながら、『デジらく採点2クラウド』を利用していこうと思っています。
全インタビュー記事はこちら:
デジらく採点2普通紙対応版_導入事例_大阪産業大学附属高等学校様(1.98MB)